モズ
分類:スズメ目 モズ科
英名:Bull-headed shrike 学名:Lanius bucephalus
日本の平地から低山地に生息し、冬には北日本のものや山地のものは、南下したり山麓へ下りてきます。食性は動物食で、昆虫やカエルやトカゲ、小鳥やネズミなども食べます。
「モズのはやにえ」といわれる習性があり、有刺鉄線などに捕まえたバッタやカエルなどを串刺しにしますが、行動の目的には諸説があり、よく判っていないそうです。
様々な鳥の鳴き声を真似した、複雑な囀りを行うことから和名「百舌」「百舌鳥」の由来になりました。また、秋から11月頃にかけては「高鳴き」と呼ばれる激しい鳴き声を出して縄張り争いをしますが、縄張りを確保した個体は縄張りの中で単独で冬を越します。
2~8月に樹上や茂みの中などに木の枝などを組み合わせた皿状の巣を雌雄で作り、4~6個の卵を産みます。抱卵は雌が行い、抱卵期間は14~16日。雛は孵化してから約14日で巣立ちます。