オセロット
分類:食肉目(ネコ目) ネコ科
英名:Ocelot 学名Leopardus pardalis
北アメリカ南部からアルゼンチン北部の熱帯雨林に生息していますが、草原や人間の集落近くに姿を現すこともあります。夜行性で、雌雄共に縄張りをもっています。雌の行動範囲は1~3平方キロメートル、雄はさらに広く2~3頭の雌の行動圏が含まれています。
主にウサギやネズミなどの小動物、カエルやトカゲ、魚などが狩の対象です。
地上性の動物ですが、木登りも上手く、またネコ科には珍しく水が得意で泳ぎも上手です。
妊娠期間は70~80日で、普通は1子を出産します。巣は茂みや樹洞、倒木の間の窪みなどにつくられ、育児は雌が行います。2週間程で目が開き、2~3ヵ月頃から親と一緒に狩に出かけるようになります。1年から1年半程で成熟し、この頃には親から離れて自分の縄張りをもつようになるそうです。飼育下での寿命は20年以上の記録もありますが、野生では7~10年程度と考えられています。
毛皮とペット目的で乱獲され、多くの国で絶滅危惧種に指定されています。