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オランウータン:Orang-utan

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オランウータン
分類:サル目(霊長目)ヒト科
英名:Orang-utan 学名:Pongo pygmaeus


ボルネオとスマトラに生息する世界最大の樹上動物です。
オランウータンというのは、マレー語で「森の人」の意味ですが、海岸部の人が奥地に住む人を指す言葉を、ヨーロッパ人が誤解したことに由来するそうです。
腕の長さが脚の2倍もあり、立った状態で手が地面についてしまいます。食性は雑食で、主に果実を食べますが、芽や葉、昆虫、鳥の卵、小型哺乳類なども食べます。食物を効率的に探すルートをとることから季節や食樹の位置を把握していると考えられています。
妊娠期間は260 ~ 270日。出産間隔は通常6年で授乳期間は3年。子供は母親と4~5年を一緒に生活しますが、5 ~ 10年で独立、メスは生後12年で初産を迎えるようになります。子供の死亡率は非常に低く、数%という報告があるそうです。
オスの顔の両側にはには「フランジ」と呼ばれている出っ張りができますが、これは強いオスのしるしであり、弱いオスは何歳になってもフランジが大きくならないそうです。
生息地である熱帯の森の急速な消失によって、絶滅の危機に瀕しています。


by PhotoSumika | 2019-07-03 06:25 | オランウータン(19)
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