アムールヒョウ
分類:食肉目(ネコ目) ネコ科
英名:Amur leopard 学名:Panthera pardus orietalis
最も北に分布するヒョウでシベリアヒョウとも呼ばれます。現在では、 極東ロシアの「ヒョウの森国立公園」と、国境を接した中国側の保護区周辺のみに生息しており、絶滅に危機に晒されています。
ヒョウの仲間では最大級で、寒い地方に適した長くて厚い毛をもっています。基本的に夜行性で、単独生活。視力や聴覚に優れ、動きも敏捷で木登りも上手です。肉食で、獲物はシカやイノシシの他、、ウサギやアナグマ、魚なども捕らえます。
一般的にヒョウは、残った獲物などを木の上に引き上げておく習性がありますが、アムールヒョウは、地上で落ち葉などをかけて隠しておく習性があると言われています。
妊娠期間92~95日で2~3子を出産し、子どもは1週間から10日程で目が開きます。授乳期間は5~6ヵ月。2~3年程で性成熟し、寿命は飼育下で15~20年ですが、、野生下ではこれ以上長生きすることはありません。