オグロプレーリードッグ:Black-tailed Prairie Dog

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オグロプレーリードッグ
分類:齧歯目(ネズミ目) リス科
英名:Black-tailed Prairie Dog 学名:Cynomys ludovicianus

北米の草原地帯に穴を掘って、1匹の雄に複数の雌と子供で構成されるコテリーという群れを作って生活しています。
巣穴のトンネルは、深さ1~5m、長30mにもおよび、新鮮な空気が通り抜けるようになっていて、貯蔵室や寝室、子供部屋、トイレなどのたくさんの小部屋に分かれています。巣穴の入り口付近に、土を盛ったマウントという見張り台をつくり、その上に立って、天敵が近づくと「キャンキャン」と犬のような鳴き声で警告することから名前がつきました。この鳴き声にはたくさんの情報が含まれていて、1秒程度の中に、接近する動物の種類や色、大きさ、だいたいの形、脅威の程度などの情報が入っていることが確認されています。
この鳴き声で、全員が一斉に巣穴の中に逃げ込みますが、危険が去れば警報解除の知らせがコミュニティー全体に伝達されます。
縄張り意識が強く敵対する雄を生き埋めにすることもあるそうですが、家族同士は仲が良く、鼻をくっつけたり、キスをしたりして互いに挨拶を交わします。
カロリーが低く繊維質の多いイネ科の牧草を食べ、付着した土や虫からタンパク質やミネラルを補給しています。冬はエサの豊富な季節に蓄えておいた脂肪を消費しながら、巣穴の中でじっとしています。
タウンと呼ばれる数百匹からなる大コミュニティーで暮らし、記録上で最大のタウンは、テキサス6万5000平方キロにもおび、おそらく4億匹ものプレーリードックの故郷だったと思われています。
巣穴が畑や牧草地を荒らすということで害獣として駆除され、北アメリカ全土に40億匹もいたといわれた生息数が98%も減少してしまいました。
しかし、彼らのいなくなった地域では草原が荒れていき、場合によっては砂漠化が進行してしまう結果となっています。

by PhotoSumika | 2017-03-26 07:20 | プレーリードッグ(54) | Comments(0)
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