カバ
分類:鯨偶蹄目 カバ科
英名:Hippopotamus 学名:Hippopotamus amphibius
アフリカ大陸の赤道付近に生息し、10~20頭程度の群れで生活しています。1日のほとんどを水中で過ごし、夜間に陸に上がって草原の草を食べます。陸上動物としてはゾウの次に重い動物です。
陸上で脅威を感じると、水辺を目指して一目散に走るほど臆病な反面、獰猛な性質を併せ持っていて、縄張りの侵入者に対しては非常に攻撃的です。
皮膚は乾燥や紫外線に弱く、これらから保護するために、俗に「血の汗」と呼ばれる赤みを帯びた粘液を体表から分泌します。この粘液は紫外線の遮断と保湿の効果で皮膚を保護するとともに殺菌作用があり、汚れた淡水中でも感染症に罹ることなく生活できそうです。
糞をしながら尾で撒き散らすので、動物園で観察するときは注意が必要かもしれません。