アオサギ
分類:ペリカン目 サギ科
英名:Grey heron 学名:Ardea cinerea
日本で繁殖するサギ類の中では最大で、翼開長は2m近くにもなります。
川の浅瀬や干潟、水田といった水深の浅い水域で、主に魚を採餌しますが,コロニーから餌場までの距離が30km以上離れていることも珍しくありません。
灰色なのにアオサギと呼ばれるのは、日本では昔、白でも黒でもない中間的な淡い色を青と称していたためです。
樹上に木の枝を組み合わせた皿状の巣を作ります。巣は修理して何年にもわたって使い続け、日本では4~5月に3~5個の卵を産みます。抱卵・育雛は雌雄で行い、23~28日で孵化。50~55日で巣立ち、2年で成熟します。
河川や養魚場での魚の食害や、水田での稲の踏みつけによる被害、糞や鳴き声による騒音で住民とのトラブルとなり、害鳥として駆除の対象となることもあります。